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2019-03

やっと本調子になってきた今、アレコレを綴ります - 2019.03.15 Fri

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2019年2月のある日、なんかいつもより頭の中がスッキリして仕事や家事がサクサクやれてるような気がした。「今日は調子いいんだな」と思っていたら、次の日も、その次の日も、なんだか調子が良かった。
調子の良くない日は、仕事も家事も億劫になる。怠けてるように見られるかもしれないけど(自分でも私ってたるんでるんじゃないか…と思ってしまう)頭の中に霧がかかったようになって、思考力と集中力が欠けてしまうので、目の前の単純な仕事をどうしていいか分からなくて固まってしまったりする。それで、夕飯のメニューを一日中考えているのに夕方まで考えがまとまらなくて、何も手につかなくなって外食になってしまったりする。
2019年2月。それまでに比べて格段に外食の回数が減っていた。夕飯のメニューも、3日先まで計画立てて買い物したり作ったりできて、しかも億劫に感じることも無くなっていた。もともと料理は好きな方なのに、調子が悪い日は本気でお手伝いさんを雇いたいと思ってしまうほど、何も出来なくなる。それが、毎日毎日なんの苦もなく台所に立てている。

一生このまま寛解なんてできないんじゃないか。
そう思って、受け入れて、このままで生きていこうと決心してた。
それが、寛解が近いのを感じるようになった今。回復を実感できるようになったアレコレの出来事などを書き綴っておきます。
*寛解.... 病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。双極性障害(躁うつ病)は完治しない病気なので、寛解という言葉を使います。


★わたしの病気について 〜双極性障害と自閉症〜

2018年2月、双極性障害(いわゆる躁うつ病)と診断されました。一般に 躁うつ病 と呼ばれてるやつで、良くなったり悪くなったりしながら、一生付き合っていく病気です。医師によると発症したのは20年ほど前なんだとか。当時は両親がゴタゴタしていて仲裁しているうちに心を病んでしまい、人生初めて精神科の受診をした頃。軽いうつ病と診断されたり、婦人科では若年性更年期障害と診断されました。

2017年春頃から少しずつ調子が悪くなっていき、2017年6月に突然発作的な症状がでてから精神科を受診。最初は、うつ病と診断されていました。それから病院に通いつつ薬を飲みつつ良くなったり悪くなったりして、転院してから双極性障害との診断。お薬の服用と併せて、カウンセリングを受けることで日常の暮らし方を整えていくことで、ゆっくり回復して、最近になってぐんと良くなってきたところです。

双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す病気で、躁状態のときはハイテンションで頭もよく回転するので、それと診断されるまでは躁状態を自分の普通の状態だと思っていました。私の場合、躁状態のときはアレコレやりたくなって企画したり、やたら人に連絡したり、あとはネットでの買い物が酷くなって、ある時は娘用のブーツが3足も届けられて自分でもびっくり。。。そう、買い物しまくってるのに自分では記憶がないんですw あと、無意識に人を傷つけるようなことを言ってしまって人間関係が崩壊したりします。これは20年前に自分が躁状態とは知らずに、やってしまったことがあります。

今かかってる医師の見立てで、軽度の自閉症であることも判明しました。そう、ウチの息子と同じ自閉症。「あなたの息子さんと同じだよ」と、言われました。どうりでHayatoの気持ちに共感できることが多いはずだよw 自閉症と一言で言っても本当に人それぞれ程度や状態が違うのですが、Hayatoの場合は重度で知的障害も伴うので社会生活がかなり困難。一方で私は軽度で(測ったことないけど多分)IQはいたって普通でコミュニケーションもそれほど問題がないので、それとは気づかずに普通に暮らしてしまう。でも、幼稚園の頃から何となく生きづらさは感じていて、「クラス」というまとまりが理解できなくて、はみ出てしまったり、みんなと共感することができなくて浮いてしまったり。大きくなってからは、空気が読めなくて場が凍ってしまうような言動をしてしまったり(やってしまってから気づいてヤバイ...と思うのだけど)。
そんなこんなの自閉症の特性も鑑みることで、暮らし方や人との付き合い方を整えていくのに役立てることができるし、そうるすことで病気もコントロールしやすくなりました。
何よりも、自分を知ることができたのが、生きていく上で一番大きな収穫でした!

2017年に調子を崩してからのこと、リアルタイムでブログに書いてます。
興味ある方はこちらへ >> http://hummingchie.blog.fc2.com/blog-category-9.html


★ある日、回復を自覚した出来事

いつものようにFacebookのタイムラインを眺めていると「堀江貴文氏講演会 in 北九州」という文字が目に入ってきた。即座にクリックして詳細情報をチェック。すごく行きたいと思った。夜開催なので夫の協力が必要なので、すぐに相談して、行くことが決定した。

この一見なんでもない出来事に、ハタと思ったのである。
「ちょっと待った。人がたくさん集まる場所に行くのってすごい久しぶり!」

私はもともと人がたくさん集まる場所に出かけて行くのは大好き。講演会でも同窓会でもパーティーでも。だけど、2年前に調子が悪くなってから、突然人に会うのが怖くなった。保育園の送り迎えすら怖くてできなくなってしまった。少し調子がいい時でも、友達にすら会うのが不安で、なるべく連絡を取らないようにしてみたり。だから、人がたくさん集まる場所なんて、考えただけでも寝込んでしまいそうだったのに。

それから少し経ったある日、LINEにお料理教室の情報が流れてきた。2017年に一度だけ行ったことがあったはず。毎月レッスン予定の内容がLINEで流れてきて、気になる内容でタイミングが合えば参加したいと思ってチェックしていたのだけど、調子悪くしてからはとても行く気にはなれなかった。一度、すごく行きたい内容があって申し込んではみたのだけど、やっぱり当日を想像したら不安になってキャンセル。
そのお料理教室に、久しぶりに申し込んでみた。不安の欠けらもなくて、とにかく楽しみで仕方がない。参加予定者に友達の名前をみつけて、彼女にも会いたくて仕方がなくて、それも申し込んだ理由の一つだった。仲の良い友達に会うのすら躊躇われる状態だったのに、普通に「楽しみ♪」とワクワクを感じられる。

この2年の間に、自分が主催していたチビっ子向けの英語イベントも出来なくなってしまった。写真スタジオをしているのに、お客様が来られるとそっとカーテンの後ろに引っ込んでしまう日も多かった。カーテンの後ろどころか2階の自宅から1階のスタジオに下りれない日も多かったのだけど.....笑。(←今だから笑える)

1年前に今のクリニックに転院してから付けている日記によると、もう2ヶ月以上も調子を崩すことなく元気に過ごしている。そして、頭がスッキリとして仕事のことも色々考えられるようになったし、人に会いたくて、人前に出たくてたまらなくなってきた。お客様の前にも出ていくし、接客するのが楽しい日々。
もともとの私に戻っている。そして、この2年間を経てたくさん学んだことがあるし、それまでよりも自分のことをよく知ることができている。Facebookで友達がコメントしてくれた「進化したんだよ!」という言葉。元気な私に戻っただけでなく、自分ととことん見つめあった2年間があるから、きっと進化できてるんだと思う。


★いま家族から語られるエピソード

2月のある日、夫から「いつもならスルーしている仕事を、ちゃんとしていたりして、驚かされる」と聞かされた。それは仕事に関する細々とした雑事みたいな事。例えばお客様に記入していただく「お客様カード」というものがあって、A4の用紙に何枚かコピーしてストックしておいて、お客様が来られる前にカウンターに用意しておく。そういったことを、私はここ2年くらいしていなかった、らしい。
その用紙のストックが切れていることにも私は気づかず、夫はだまって普段わたしが管理しているパソコンフォルダからファイルを開き、コピーを用意する。他にも小さな仕事たち、小さいとはいえ積もり積もって膨大な量になるであろう仕事たちを、この2年近く夫は黙って一人でやっていたのである。多分、私に一言二言声はかけたんだと思う。でも、きっと私は上の空だった。病気で脳内の伝達物質が不足してしまうと、こんな風になってしまうんだ。自覚もできてなかった。

私は私で、自分の最低限の仕事はできているつもりだった。なのに出来ていなかった。
自覚できたのは、これも2月のある日のこと。

先述のお客様カードをカウンターの上に用意しながら「あれ?なんかこの作業すごーーく久しぶりにするような気がするんだけど、どうしてだろう?」と。同じ日かな、始業前に店内を軽く掃除しながら「ちょとまて、こういう事ってすごく久しぶりにするような気がする」と頭でつぶやいた。
夫に「私って今まで何もしてなかったんだね。一体1日何をして過ごしてたんだろう」と伝えてみた。すると、数々のエピソードが語られて、私は他人事のような気分で最初は聞くんだけど、よーくよく思い出してみると、それは私に関するエピソード。お店のオープン時間になっても2階の自宅でボーっとしていたり、お客様が来られて撮影が始まっているのに出勤しない。こうして書いていると、一体どうして私はそんなにグータラだったのだろう……って恥ずかしくなってくるんだけど、私は私でできる限りの仕事をできているつもりだった。病気になると、こんなんなってしまんだ。。。

夫から見ても、私が病気でそんな風だったのか、グータラしてるのか、判別がつかなかったかもしれない。私自身も、何か色んな当たり前のことができなくなって、頭が回らなくなってしまったことを、病気のせいなのか私が突然グータラ人間になってしまったのか、よく分からなかった。
でも今、良くなってみて色んなことに気が付いたり、当たり前の仕事をちゃんとこなせるようになってみて、やっぱりあれは病気のせいだったんだなって、分かる。

お客様がいらしてるのに、何も会話をせずに上の空にしていたり、ご挨拶もしないで座ったままだったり、無神経と取られてしまうような行動が多々合ったらしい。過去には戻れない、今思うとすごく色んな方々に失礼をしてしいまったんだろうと思う。もう、これから、取り返していくしかない。

この2年の間、夕飯のメニューがどうしても思いつかなくて、外食になってしまうことが多かった。どうにかメニューの計画を立てて台所に立ってみても、どうしてなのか簡単なものを作るのに2時間もかかってしまい、家族の食事時間は遅くなりがちだった。もともと手際は良くないほうなので、私は家事をするのに向いてないのかと悩んだりした。
でも、なーんのことはない。
調子が良くなってから、なんと夕飯の支度が1時間で済むようになった。
何を作ろうか過剰に悩んでぐったり疲れてしまうこともない。あり合わせの材料で、もう一品を適当に作ることだって今はできるのだ。そんなこと、主婦なら普通にやれることなのかもしれない。でもこの2年くらい、私にはどうしてもできなくて、やろうとすると本当にグッタリ疲れて寝込んでしまうこともあった。

これを書きながらも、夫からは「最近よくそうやって精力的に書くようになったよね」と声がかかる。
ブログ記事だって書く元気もなかったのだw
日々、夫からは私が調子が悪かった間のエピソードが色々語られています。私は自分でしてきたことなのに他人のストーリーを聞いているような感覚になりながら、自分がどんな風だったのかを改めて確認する機会。


★当たり前のことができる嬉しさ

2017年6月に私の病気が勃発する以前を「元気だったとき=100%」だとすると、もう私は50%のパフォーマンスで生きていくんだと、この先ずっとそうなんだと覚悟してた。
それが2019年2月のある日、75%くらいのパフォーマンスで仕事と家のことができた。100%できてた頃に比べたら3/4のパフォーマンスだというのに、それだけで私は大満足でハッピーな気分になった。大げさかもしれないけど、世界がバラ色に輝いて見えるようだった。

ただ生きてるだけでぐったり疲れて眠る日々から、仕事や家事をして心地いい疲れとともに眠る日々へ。

50%という限られたパフォーマンスの中で、自分のやりたい事を極限にまで絞って、どうやって実現していったらいいのか。スタジオ経営において私の役割って、一体どうなっていくのか、回らない頭で考え続けて悩み続けていた。結局、頭がよく回らなくて「なるようにしかならない!」と諦めて、起きて食べて少し仕事して少し家事して寝るだけでグッタリ疲れる毎日。

夫とスタジオ経営のこれからについて話し合うことができる。
お客様に喜んでもらえるようなサービスや商品設計をあれこれ考える。
撮影に来られたお客様と、他愛のない会話を楽しめる。
保育園の送り迎えで、他の保護者の方と挨拶を交わすことが怖くない。
学校の懇談会や授業参観で、逃げて帰りたくなるようなこともない。

穏やかな気持ちで夕飯の支度をして
穏やかな気持ちで子どもたちを眺めながら
美味しいねと言いながら食事をする。
子どもを寝かしつけた後の、一杯の珈琲。

頭が回って色んなことに目が行くから、この2年間スルーしてきてアレコレが気になって、悩みがたくさん出てくる。あれも改善しなきゃ、あれも買い換えなきゃ、これをやるにはどうしたらいいんだろ?頭がぐるぐる回る。
悩みがあるって、とても幸せなことなんだと思える。悩みがあるって、生きてるってことなんだ。
子どもが遊んでばかりで食事をダラダラすることにイライラして、思わず大声で叱ってしまう。そんなことすら無かった2年間。親としての普通の機能がまた働きはじめたことが嬉しい。


★これからの過ごし方

色んなことに目と意識が届くようになったて、悩みがたくさん出てきたのと同時に、ポジティブにやりたいこと挑戦したいこともたくさん出てきた。でも、精神科のカウンセリングで学んできたように、暮らしをシンプルにして自分に負担をかけないこと、自分の心の声に耳を澄まして本当にやりたいことだけを選ぶこと、続けていかないとまた病気を繰り返してしまう。

2017年6月に病気勃発した時点で私がしていたことといえば、スタジオの仕事と家のこと子どものこと以外に、ベビーと子ども向けの英語の会、週2日のカフェ営業、たまに歌うたい活動、イベントでランチ提供をすることもあった。
どれも私が好きで始めたことだったのに、病気になって続けることが苦しくなってしまって、ほとんど全部手離してしまった。自分がすごく無能なネガティブな人間になってしまったように感じて、また活動を楽しみにしてくれていた人たちを裏切ってしまったようで自分を責めたし、本当に苦しかった。

すべてバリバリやっていた頃には、もう戻らない。
新しい私は、もうジェットコースターのような波のある生活をしない。
本当に私が大切にしたい活動は何なのか。

クリニックの先生やカウンセラーさんに言われたこと。
「人から言われたからやるんじゃくて、自分のやりたい事をやりなさい。主体的に生きなさい」

自閉症の人の特性として、場の空気が読めなかったり相手を傷つけるようなことを言ってしまったりする、一見無神経なところがあります。自閉症の人って、それでいて相手の顔色を伺いすぎて自分を犠牲にしてしまうところも、あるんです。ウチの息子を見ていると、まさにそんな感じ。きっと私も、自閉症を持っているから、特性として相手のことを考えすぎてしまう傾向があるのかもしれない。過去を振り返ってみると、自分がやりたいと思ってやっている事が、実は一番やりたくなかったこと!という事が判明したことが何度あったことか。親の期待の声だったり、友達からちょっと言われたことだったり、真正面から受け取ってしまって自分の本当にやりたかったことをすり替えてしまう。

自分では自分のことを自分本位の奔放人間だと思っているので、この私が人の言うことに影響を受けすぎているなんていう事は信じられないのですが……過去何度かそういう例があってのは紛れもない事実。そして、精神科でしっかり診断してもらった私の特性なのです。

いま取り組もうとしていることは、本当に私のやりたい事なのか?
自分の声に耳を澄まして。
心の気持ちいい方向へ。

このブログを書きながら偶然たどり着いた、懐かしい映像を貼り付けて終わります。
スティーブ・ジョブズ氏が2005年にスタンフォード大学の卒業式で行った名スピーチ。
この中で彼が語っている「愛と敗北」について。私にとっては、双極性障害という突然の病気発症によって失われた(と言うと大げさだけど)2年間は、きっとこれからの人生を豊かにしてくれると思える。そしてこの経験が、後にきっと別の経験と線で繋がって大きな意味を持つんだと思う。
Stay hungry, stay foolish.




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ちえです。唄うこと&お菓子を作ることが大好きです。夫と2人で光永典人写真スタジオを経営してます。2019年12月にはこころ笑うサロンNICOLAをOPEN。私の詳しいプロフィールはコチラをご覧ください。
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