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2019-12

サンアクアTOTOの会社見学 - 2013.03.22 Fri

つい先日、大学での仕事をお休みして、サンアクアTOTOの会社見学に行ってきました。
北九州に本拠を置くTOTOのことは皆さんよくご存じだと思いますが
サンアクアTOTOのことは、あまりご存知ではないかも。私も、見学に行くことに
なるまでは、その存在さえも知りませんでした。
■サンアクアTOTO >> http://www.sunaquatoto.co.jp

この会社では、身体・精神・知的などの重度障害者の方々が多く活躍されています。
障害者の方々が働くというと、私には、手工芸品やお菓子などを作る共同作業所や
福祉施設などでの補助的な仕事などしか思いつきませんでした。
もちろん、軽度の障害をお持ちの方であれば、民間企業や公共団体などで
健常者の方に交じってお仕事をすることもあると思います。

でも、重度となると全く話は別なのではないか。
重度の知的障害児の息子を持つ私としては、かなり大きな関心事でした。

息子の将来を考えたとき。高校3年生まで、外部と接触の機会が限られた
特別支援学校での毎日。もちろん家族ではあちこち出掛ける機会もあるし
学校行事などで外部との交流もあるでしょう。
でも、実質的には一般社会の中で生きているという実感があるのか無いのか。
作業所などに就職して、健常者との交流もほとんどないままの人生なのだろうか。
そんな漠然とした不安のような気持ちがありました。

サンアクアTOTOの工場を訪れたときの第一印象は、明るい!
色もとりどりで元気になる原色の黄色、赤、青!
構内のあちこちにはTOTOのモチーフが施されていて、窓も大きくて明るい!
働いている方々も元気で、明るい!

TOTOという企業だけあって、トイレへのこだわりには感心させられました。
トイレに住んでも良いっていうくらい、トイレが清潔で広くて明るい!
様々な障害を持った方々への配慮から、広くて大きくて
手すりや表示など様々な気配りが施されているのは、障害者を多く採用している
会社ならではの取り組みだと言えるでしょう。
でも、それだけではない。障害がある人もない人も、やっぱりトイレが
清潔で明るいと、気持ちも明るくなりますよね。
そういった、TOTOとしての企業メッセージも感じました。

トイレを清潔にしただけで、学校でのイジメが少なくなったという例もあります。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130312/244922/
それプラス、どんな施設においても、どんな人でも利用しやすいトイレを
設置することで、社会はどんなに明るく変わるだろうか…って、想像が膨らみます。


さて、我が家(ではあまり取り組めていないですがw)や障害児さんの学校などでは
言葉で言われるだけでは理解することが難しい子供たちのために
色んなことがイラストや大きな文字で表示されています。
学校では1日のスケジュールをイラストと文字で、イベントの順番ごとに1・2などと
数字を打って表示しています。そして、イベントが1つ終わるごとに表示を外して
(マジックテープで取り外し出来るようにしています)あとどれくらいイベントが
残っているのか一目瞭然の状態にします。

体育館などで集会がある時には、どこに立てば良いか、どう並べば良いか
分かりやすいように線が引いてあったり、立ち位置に足形が書いてあったりします。
これは、小さい子が集まる幼稚園や小学校では共通してるかもですね。
我が家では最近サボり気味ですが、言葉の理解が苦手な息子のために
普段食べるモノや使う道具、私達の顔写真、「ちょうだい」や「行きます」
「いります」「いりません」などの動作を示すイラストや写真などを
小さなラミネートカードにして、息子のコミュニケーションの補助に利用しています。

サンアクアTOTOでも、使う道具の場所や、誰のものなのか、今日は何が行われるのか
誰が出勤してるのか休んでいるのか、などなど、分かりやすい表示がありました。
書類や細々とした文具や道具・部品なども、整然と収納・表示されています。
誰にでも出し入れしやすいように。誰が見ても分かりやすいように。
この工場では、特に障害者の方々への配慮から、こんな取り組みが徹底されています。
でも、一般の会社や工場、学校などでは、そんな配慮をする必要は無いのか?
絶対に、やらないよりやる方が良いですよね。

トイレにしても、生活・仕事環境の整理整頓にしても、コミュニケーションするときの
お互いの心遣いにしても、これは、障害者だから健常者だからという問題じゃない。
障害者の方々に心を傾けて考えることは、社会に生活しているどんな人に対しても
優しい明るい社会を作ることに、直接役立つことなんだと気付きました。


今回の見学では、最初から最後まで、社長さん自らがスライドを見ながら説明してくださり
お仕事現場の見学の際には、丁寧な説明を交えながら案内してくださいました。
失礼ながら、一見社長さんには見えない、とても気さくで明るく飾らない社長さん。
会社の説明をされる言葉の端々に、普通に生活する上でも仕事をする上でも
家族との時間の中ででも、すぐに役立つような大切なエッセンスが散りばめられていました。

批判からは何も生まれないということ。
相手に何か不満があるのなら、まず相手に色々としてあげること。不思議とそれで
自分の不満が解消されることが多いということ。
こちらがしてあげている、という一方通行のように感じていても実は相手から学ぶことや
与えられることは多いのだということ。双方向での与え合い。
「ありがとう」の気持ち・言葉が好循環を生み出すということ。
人と人との繋がりを大切にすること。

本当に大切なことを、沢山学んだ会社見学でした。
学生さんや社会人・主婦の方でも子供さんでも、どんな方でも見学してほしい会社です。
(ディズニーランドの方も「学び」を求めて見学に来られるんだそうです)

西村社長、そして会社見学へ誘ってださった辻井先生、本当にありがとうございました。


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